コロナでかなり加速した社会変化の一つが

「葬儀」だろう

 

私も昔「北の葬儀研究会」という団体の

事務局長をしていた時期もあるので

『葬式は、要らない』

2010年に30万部のベストセラーになったのを

覚えている

 

 

たしかにこの10年の間に

葬式をめぐる状況は大きく変わった

コロナで葬式の簡略化が加速したのである

 

今では近しい親族以外

葬式に参列するのがめっきり減ったのです

 

「死はプライベートなことだから、他人に知らせる必要などない」

そんな感覚もが広まっている

 

一般葬よりも家族葬の方が増え

火葬場に直行して通夜も葬式も行わない

直葬も広まっている

 

以前は

葬式をしないと

後になって線香を上げさせてくれ

と言って訪れる知人、友人が現れるので

した方がかえって楽だとも言ったが

今は、そんな弔問客もいなくなった

 

「葬式は身内で済ませました」

と言えば

周囲から文句を言われることはない

 

もう一つは

企業が社員の葬式にかかわらなくなった

会葬者が大幅に減り

一般葬を営む必要がなくなってきたのです

 

コロナ社会と超長寿社会は

社会の根本的な変化をもたらしている

 

結婚もそうです

2019年10月以降に結婚したカップルのうち

6割近くが結婚式を挙げてはいない

 

企業のかかわることが減少して

盛大な結婚式を挙げる

意味がなくなってきたのだ

 

 

 

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